夢の飲食店開業!開業資金は貯めてはいるけど費用を抑えたい!少額でも開業はできるのか?

竹内社長のブログをご覧の皆様、こんにちは!
アシスタントのhirokoです^^
飲食店を開業する目標を掲げている方の中には、これから貯蓄をはじめる方や、既にある程度の貯蓄をされている方などがいらっしゃることでしょう。
開業するには、どれだけ資金があれば良いのか。みなさんはご存じですか?
ぶっちゃけ最低限の手続きや、設備、内装にこだわりが無ければ少額でも開業できます。
イメージ通りにこだわり、メニューにもチカラを入れるとなると、もちろん際限はありませんが、
今回は開業資金を最小限に抑えられるのか否かをお話ししていきたいと思います。

目次

小規模の飲食店なら1人でも大丈夫

大小の感覚は人によってそれぞれ異なりますが、カウンター席が多いお店やテーブル席の用意もあるお店。これらは、顧客のターゲット層によっても変わってきます。
皆さんのイメージされる店舗の中でも、家族で行くお店や仲間同士で行くお店など用途に寄って使い分けされていることでしょう。
小規模にすれば、都合上、費用を抑えることができます。

小規模の店舗の位置づけ

一般的に席数が10席以下で面積が10坪~15坪くらいに収まる飲食店は”小さい飲食店”というカテゴリーに入るでしょう。
高級レストランでは、ゆったりした時間の中で料理を頼んでもらうべく1坪に1席を想定されることが多いです。

小規模展開での席数確保

高級志向で無い限り、席数をある程度確保したい場合、カウンター席の設置が好ましいでしょう。
席数も確保でき、回転率も上がるので、多くの来客が見込めるはず。
カウンター席をメインにした店舗の場合、ファミリー層をターゲットにすることは難しいですが、それ以外の年齢層については非常に幅が広く、20代~50代までの方が多く利用されることでしょう。
そのため、小規模の飲食店をされる方の多くは、カフェやバー、お寿司屋など1人でも利用しやすい形態が多い傾向にあります。

コンセプト設計はしっかりと

前述した通り、ターゲットにする層や地域の特性などを鑑み、しっかりとコンセプト設計を行うことが大事になります。
来店するお客さん抱くお店に対するイメージや、どのような商品やサービスを提供していくのかを判断する材料にもなります。
最初のイメージを固めておかないと、後々に魅力や強みが半減してしまったり、余計な費用がかかってしまったりするので、しっかりと構想を練りましょう。

コンセプトとアイデアは別

コンセプト作りの過程で、大事なのは“コンセプト”と”アイデア”を混同しないことです。
“アイデア “は、どちらかと言うと企業側の提案や新たな意見などを指し、
“コンセプト”は、ユーザー向けにアイデアを練り固めて行くようなイメージ。
例えば、「ワインや日本酒などを気軽に楽しめるバル」というコンセプトを設定した場合、
「気軽に飲んでもらえるよう料金設定は低くする」、「雰囲気を楽しんでもらう為に内装は高級感のあるものに」と言ったようなアイデアを付随する。と、言ったように似ているキーワードでも本質が異なります。
この2つの本質を見極め、しっかりとしたコンセプト作りを心がけましょう。

物件決めのコツ                                

資金未調達でも物件探しはアリ。

一般の居住物件はお金を事前準備しなければ借りることはほぼ不可能。
ですが、店舗物件などの場合、開業資金が溜まっていなくとも物件を仮押さえることができます。
自己資金ではなく資金調達をした上で、飲食店を開業するケースが多いことが理由で、資金を調達する際には開業をした後に事業計画書が必要となります。
融資をする側の立場では、テナントの家賃やどの業種内容、出店エリアが未決定で何も分からない状態である場合、融資をするのは難しい。
そのため、物件探しを先に行い、自己資金が少ない場合には、手付金を払わずに仮押さえできるようにオーナーに交渉してみるのがいいでしょう。

物件探しは施工業者立ち合いだとスムーズ

ご自身が内見し「良い!ここに決めた!」と契約後、実際には内装や設備の施工、設置上何らかの問題が発生してしまうケースも少なくありません。
例えば、厨房の設備が厨房内に収められず、席数の確保に影響が出てしまったり..
なんでこんなところにこんなものが?なんてお店を見かけた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか(笑)
そのため、希望通りの内装工事を行えるかどうかの見極めてもらえたり、内見の際に実行できるか判断してもらえるため、物件を仮押さえする際など施工業者に同行してもらうことにはメリットが非常に多いといえます。

居抜き物件の落とし穴

テーブルや厨房設備などが既に備わっており、まっさらな状態から店舗作りをするより費用を抑えられるメリットがたくさんあるような居抜き物件。
不動産会社で掲載される際は「造作譲渡物件」と記載されているケースが一般的です。
そんな居抜き物件にもデメリットがあるのです。
居抜き物件の場合、以前営業していた店舗が集客できなかったために閉店に追い込まれたという話も珍しくありません。
そのような居抜き物件は、「また店が変わってる」「どうせすぐなくなるだろう」など、近隣から良い印象を持たれていないことも多いです。
そのため、気になる居抜き物件があった際は、不動産会社へ前店舗の情報も問い合わせることがポイントとなります。

開業にはトータル1,000万必要

急にこんなこと言われたらビックリしちゃいますよね(笑)
とは言え、自己資金は多いに越したことはありません。
なぜこんなにも費用が必要なのか、自己資金と開業資金をなぜ言い分けているのかをお話ししていきますね。

物件を借りるための費用

立地や規模、居抜き物件か否か、内装へのこだわりなどによって必要な金額は変動しますが、小規模の飲食店は60~80万円×坪数で計算するため、およそ1,000万円程度の資金費用がかかります。
さらに細かくお話しすると、スケルトン物件であれば、一坪 60~80万円、居抜き物件であれば10万~40万円と費用を抑えることができます。
資金の内訳は、物件を借りる際に必要な費用と、内装や設備工事費用、看板などを作成する費用となります。
物件を借りる際の費用は物件取得費用と呼ばれますが、物件を買うということではなく、契約時に必要な保証金(または敷金)のことを指します。
また、物件取得費のうち保証金は、家賃の10ヵ月分が相場となるので、家賃が20万円の場合は物件取得費は合計で260万円の計算となります。

開業後の運転資金

飲食店を開業したばかりの段階では、1日1組のお客さんしか来店しないといったケースもよくあります。
飲食店を開業してからの数ヶ月間は黒字にならないといったケースも少なくありません。
具体的な費用については、立地や規模、スタッフの人数で変動します。
飲食店の面積が広いほど、その分、運転資金はかかります。
小さな飲食店は面積が狭いので、大きな飲食店よりも人件費などを抑えられますが、安心して経営するためには、運転資金は6ヵ月分程度、準備しておきましょう。

事業計画を立てて資金調達に挑む

自己資金は数百万用意し、銀行などから融資を受けることなどで余白の資金を賄うのもひとつの方法。コストを削るだけではなく、他から資金を調達することも考えましょう。
しかし、安易に借金をしたのではその返済によって経営を圧迫することにもなりかねません。
そこで国や自治体が実施している助成金や補助金を活用しましょう。
これらは借金ではなく、補助金・助成金という位置づけなので返済しなくてもよいのが魅力です。
ちなみに、補助金は申請をしても応募人数が多ければ審査で落とされる場合がありますが、助成金は要件さえ満たしていれば誰でも受け取れるという違いがあります。
また、使用用途などはそれぞれ種類によって異なるため、目的に合ったものを選ぶようにしましょう。

小規模展開するメリット・デメリットとは

小さい飲食店の開業には、大きい飲食店にはない特有のメリットやデメリットがあります。
売上の伸ばし方や、集客方法と言った不安や疑問を持つ方も多いでしょう。または、少人数で経営する上での悩みや、小規模経営ならではの避けられない問題もあります。
さまざまなリスクに備えておきましょう。

小規模展開のメリット

開業資金を抑えられる

小規模の飲食店開業は、開業資金を抑えられる点が大きなメリットです。
坪数が10~15坪ほどなので、立地によっては10万円ほどの家賃に抑えることも可能でしょう。
坪数が少ないので、内・外装工事費、備品購入費も抑えることができ、初期投資が少なくすることができます。

ランニングコストが抑えられる

小さい店舗の場合、家賃が安い、光熱費が少ないなど、初期費用以外にも毎月のランニングコストを抑えられる点もメリットではないでしょうか。
店舗の面積が小さいとほどランニングコストは小さくなります。
著しい増減がない毎月の固定費は飲食店の経営において、とても重要です。
開業してからしばらくは、売上が安定しないことが多いため経営ももちろん安定しません。そんなときランニングコストが低ければ、余裕をもって運営でき、破綻のリスク回避が可能になります。

お客様との距離が近く、常連客が増えやすい

小規模の飲食店は、店舗の席数も少ないことから集客が難しい印象がありませんか?
しかし、小さな飲食店だからこそお客様との距離が物理的にも精神的にも近くなり、店舗のコンセプトを伝えやすいという特徴があります。
リピートしてくれる常連客が増えると、口コミでお店の評判も広がり、更に常連客が増えることは経営の安定につながりますね。

小規模展開のデメリット

病気・ケガをしたとき代わりが利かない

1人、若しくは少人数で飲食店を経営していると、病気になったりケガをした場合、営業が難しくなってしまいます。
1人でやっている場合は、特に病気などで長期に渡り休養が必要になってしまうと、その間は店舗も休業しなければいけません。
飲食店は「労働集約型」なので、営業日数や営業時間によって売上が左右されるので損失につながってしまいます。
普段から、病気やケガをしたときのリスクを考えた上で経営することが大切です。

食材などの仕入れ費用が高い

小規模の店舗ですと客席数も少なく、余程回転率が高く無ければ、食材を仕入れる際に大量仕入れによって仕入れ費用を抑えるといったことが難しくなります。
コンセプト設定でカジュアルやラフさを前面に出さず価格設定を少し高めにするなど、客単価を上げるなどの工夫をすることで補えるでしょう。
常連のお客さんが獲得できた後に価格改定を行ったり、そのほかの固定費を抑える努力をしてカバーするのも1つの方法ですね。

売上の最大値が下がる

小さい飲食店の場合、規模が小さいため売上の最大値も下がってしまいます。
飲食店は単価が低く、利益が売上の10%ほどということも多く、薄利多売になりがちなうえに、客席数が少ないというデメリットがあります。
そのため、売上を伸ばそうとしても想像の範囲を超えることは、ほぼないと言えます。
客席回転数や客席稼働率を上げる、客単価を上げるような工夫で補うようにしましょう。

まとめ

さて今回のブログはいかがだったでしょうか。
理想をカタチにするにはどうすればいいのか、規模によって費用の変動があることもご理解いただけたかと思います。
補助金や助成金を活用すれば自己資金を抑えることができ、開業後の運営資金に回すことも可能ですよね。
せっかくの夢を叶えるのですから、カツカツになるのは避けたいところ。
開業を目指している方の参考になれば幸いです。
では、次回のブログもお楽しみに!

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TAKEUCHI CONSULTINGでは、飲食店開業支援コンサルを行っております。
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