軽貨物会社は契約したドライバーの為に車両を用意して貸し出した方がいいの?テクニックを伝授します。

軽貨物会社は契約したドライバーの為に車両を用意して貸し出した方がいいの?テクニックを伝授します。

皆さん、こんにちは!竹内社長です。

私は普段Twitterやその他の各種SNSでも軽貨物運送業のことや会社員の副業についてなど情報発信しています。

今回のブログ記事は私のTwitterにきた質問に対して回答していこうと思います。

目次

実際のツイートがこちらです。

「参考になるツイートをありがとうございます!リース契約で貸し出して配達未経験者に対して参入障壁を低くしているんですが、確かに何かとトラブルがあります。やはり買ってから始めてもらった方がいいんですかね…」

この方には回答は長文になるのでブログで書いて回答します。と伝えてあります。

これから軽貨物運送会社を立ち上げようとしてる人の中で、ドライバーの為に車両を用意しようとしてる人にぜひ読んでほしいです。軽貨物運送会社を立ち上げて2年で年商4億円を作った私が、軽自動車を用意するべきではないと進めている理由を詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください。

軽貨物会社は契約したドライバーの為に車両を用意して貸し出した方がいいの?テクニックを伝授します。

結論から伝えると、軽貨物会社が車両を購入する事はオススメしていません。

確かにこれから軽貨物ドライバーを始めようとしてる方の中には、黒ナンバー(営業ナンバー)の軽自動車の準備をしていない人が多いので、「参入障壁を低くするために会社で用意した方が良いのでは?」と考える経営者も多いと思います。

私も軽貨物運送会社を立ち上げた時は同じことを考えて、中古車両を65台ほど購入しました。

その額なんと、1台の平均が40万円だったので約2600万円ほど初期費用を使ってしまいました。

この費用は本当に無駄だったなと思っています。

広告費に回した方がもっと早く売上も伸びていたと後悔するほどです。

この記事を読んでいる人は、ここで多分こんな疑問を抱いているのではないでしょうか?

  • なぜ軽貨物運送会社が車両を用意しない方が良いのか?
  • どうやって車両を持ち込めない人に働いてもらうのか?

安心してください。この記事で詳しく解説いたします。

なぜ軽貨物運送会社が車両を用意しない方が良いのか?

車両を用意しない方が良い理由はメリットに比べてデメリットの方が多いからです。それでは下記をご覧ください。

  • 車両トラブルの対応が必要になる
  • 車両の管理が必要になる
  • 社長や管理者や事務員の業務が増える
  • 人件費が嵩む

上記のようにデメリットが多いです。もちろんメリットもありますがメリットよりも、デメリットの方がでかいので車両の購入はおすすめしません。

一つずつ解説していきます。

車両トラブルの対応が必要になる

車両を自社で保有していると、ドライバーに貸し出した車両に万が一トラブルがあった場合には、自社のスタッフが対応しなければなりません。配送業務のプロとしての知識はあったとしても、車屋さんや車両整備の会社ではないので、正しい対応ができない場合も多いです。

そして車両トラブルなどの対応が増えると、本来必要ない業務が増えてしまい、やらなければならない業務に支障をきたしてしまいます。

車両の管理が必要になる

車両を自社で保有すると車検や定期点検の管理だけではなく、貸し出す前の簡易点検や清掃など本来必要ない業務が増えてしまいます。この業務も管理者や事務員にとって、言葉で伝える以上に業務の負担が増えてしまいます。

社長や管理者、事務員の業務が増えて人件費が増える

上記に記載したように、自社で軽貨物車両を保有すると、本来やる必要のない車両トラブルや車両管理などの業務が増えます。

車両管理であれば定期的におこなったり事前に予定を立てることができる業務なので、まだ良いですが、車両トラブルの対応だと突発的に起こるアクシデントに対して対応しなければいけないので、クライアントの打ち合わせや、ドライバーとの面接などと重なってしまった場合、ケースによってはトラブル対応を優先しないといけない場合が多くなります。

そうする事によってクライアントに迷惑をかけてしまったり、ドライバー採用を逃してしまったりと機会損失になりかねないです。

またトラブルなどに十分対応できる人員を採用する場合は当然ながら、人件費が嵩みます。いつ起きるか分からないトラブル対応のために人を多く雇用するなんて中小零細企業の社長であれば、したくないはずです。

車両を貸し出しするメリットとしてはなんと言っても売上増と損金に参入できる。(経費にできる。)

今までは車両を自社で保有することのデメリットを紹介しましたが、当然メリットもあります。

次はメリットを解説していきます。

なんと言っても車両を自社で保有するメリットはこの二つです。

  • 車両の購入金額は損金計上できる!(経費になる)
  • ドライバーに貸し出した際のレンタル費用は売上になる!

車両の購入金額は損金計上できる!(経費になる)

中小零細企業の軽貨物会社で軽車両を購入する場合、私もそうでしたが皆さん中古で車両購入すると思います。法人でも個人事業主でも仕事で必要なものを購入した金額の全額が損金計上できます。

つまり経費として落とせます。

金額に応じて一括で経費計上する場合と、減価償却して数年に分けて経費計上する場合があります。

そして車両は資産にもなりますので、この辺りは大きなメリットになります。

ドライバーに貸し出したレンタル料は売上になる

車両を持っていないドライバーを採用して車両を貸し出す場合はレンタル費用を月額で貸し出す会社が大半だと思います。

他社はどうしてるのか気になって、私が仲良くしてる軽貨物会社の中でピックアップして約50社ほどの社長にヒアリングした結果レンタル料はかなりバラツキがあり、22,000円〜45,000円ほどでした。

このレンタル費用は売上として計上します。しかも粗利率100%です。

例えば、1台の車両レンタル費用が月額45,000円の車両を100人のドライバーに貸し出した場合450万円の売上増になります。正直これくらいの規模の会社であれば自社で車両保有しても良いかなと少しは思いますが、やはりあまりオススメはしません。

車両を自社で保有しない場合、車両を持ってないドライバーを採用するべきか?

ここが今回の記事で皆さんが一番気になっている所だと思います。

結論から言うとドンドン採用してください。

なぜなら自社で車両は保有しませんが、車両を用意して貸し出すからです。

どうやって貸し出すのか次で詳しく解説します。

車両を貸し出してくれる車屋さんを見つけて提携することです。

車両を貸し出してくれる車屋さんを見つけて提携することです。

私が経営していた会社では関東に4社、大阪に2社の車両レンタル対応可能な中古車屋さんと提携していて、ドライバーを採用したら車屋さんから借りて貸し出していました。

この場合車屋さんによっては、車両メンテナンスをレンタル費用混みでフルメンテナンスしてくれたり、トラブル時にはレッカーで運んでくれて台車を用意してくれる会社もあるので、そういった条件の良い会社を見つける事が必須だと思います。

このように車のことは専門家である車屋さんに任せて、我々軽貨物会社は配送業務や配車などの管理に専念する方が業績も伸ばしやすいのと、無駄なトラブル対応で業務が増えたり、精神をすり減らさなくて良いので、自社で車両を保有せずに、車屋さんと提携して貸し出すことが一番オススメです。

車両購入費用に経費をかけるくらいなら、求人募集など採用に強化して広告費に経費をかけた方が売上も早く上がっていき経営が安定すると思います。

まとめ

今回の記事はTwitterのフォロワーさんからの質問に対して回答する形でブログを書いて記事にしました。

車両を保有するデメリット

  • 車両トラブルが必要
  • 車両の管理が必要
  • 社長や管理者や事務員の業務が増える
  • 人件費が嵩む

車両を保有するメリット

  • 車両の購入金額は損金計上できる!
  • ドライバーに貸し出した際のレンタル費用は売上になる!

メリットに比べてデメリットの方が大きいので自社で保有せずに、車両レンタルに対応している条件の良い車屋さんと提携して車両を貸し出した方が、金銭的にも業務的にも効率的であることは理解していただけと思います。

何度言いますが浮いた資金は広告費などの求人・採用費に使った方が有意義であり、売上も早く上がっていき経営が安定すると思います。

私の個人的な意見にはなりますが、軽貨物会社は車両を保有しない方が良いと普段から軽貨物開業コンサルしている生徒さんには説明しています。

私が開業コンサルする生徒さんには私が提携している、関係各社を適材適所で紹介しています。その中に車両レンタルしてくれる車屋さんも当然ながら含まれています。

さいごに

軽貨物開業コンサルを毎月5名限定で行なっています。

自身で経営した会社は2年で年商4億2千万円の実績を作りM&Aで会社を売却しました。

開業、経営、売却と出口戦略までしっかりサポートいたします。

コンサル実績50社以上あり、未経験で参入した社長を開業からコンサルして1年で月の売上1000万円を超えて移動年商1億円の法人を多く輩出した実績もあります。

詳細は下記をご覧ください。

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