知っトク軽貨物!来年に向けて学んでおこう!軽貨物の税金や維持費ってどれくらい?

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竹内社長のブログをご覧の皆様、こんにちは!
アシスタントのhirokoです^^
3月の慌ただしい確定申告の時期を過ぎ、諸々の納税が落ち着いた方、お疲れ様でした。
今回は、軽貨物配送を行う上で無視できない、軽貨物車両、基い4ナンバーの税金についてお話ししていきたいと思います。

目次

軽貨物 基本のキ 4ナンバーとは?                     

ナンバープレートは車の種類や用途に寄って表記が異なります。
車のナンバープレートの右上3桁の数字を分類番号といい、分類番号の最初の数字で車種が分類できるようになっています。

ナンバー分類

分類番号は、ナンバープレートの地域名の横に表記されている番号の最初の1桁目で表されており、4ナンバーとされる場合はその番号が「4」から始まります。もしそれが「3」から始まる番号であれば「普通乗用車」など一目で分類番号が分かるようになっているのです。

4ナンバーとされるもの

家庭で主に使われる3ナンバーや5ナンバーの人を乗せて使うことを目的とした乗用車に対し、物の輸送を目的とした車両を「4ナンバー」としています。
軽貨物や建設現場などで使われるトラックやバンなどが4ナンバーに該当します。

4ナンバーの条件

4ナンバーは物の輸送を目的としているため、人が乗車する面積よりも貨物用の面積のほうが広くなければなりません。
さらに乗車部分と貨物部分との間に仕切りや壁があること等が条件とされています。
また、車両の構造に規定以外にも、寸法や排気量にも規定があります。

・全長4.7m以下
・全幅1.7m以下
・全高2.0m以下
・総排気量2,000cc以下(ディーゼル車は無制限)

上記の条件に該当する自動車であれば、普通車、軽自動車問わず「4ナンバー」として登録できるようになっており、これらの規定をひとつでも上回る貨物車は「1ナンバー」として登録となります。

ナンバー分類によって車検の違いってあるの?                   

自動車の維持費として外せないのが車検費用。
如何なる自動車でも、必ず車検有効期限が設けられています。
公道を安全に走行するために定期的な検査が必要となり、車検は法律で定められた法定点検として自動車を使用する上で確実に行わなければいけません。
車検有効期限は、4ナンバー車と乗用車では異なるのでご紹介していきます。

使用目的

自家用乗用車と4ナンバーの違いの1つに車の使用目的があります。
一般的な自家用乗用車は、人を運ぶことをメインとしているのに対し、4ナンバーは、物を輸送することメインとした車であるため、登録車両はトラックや軽バンがほとんど。

使用頻度

4ナンバーとして登録・使用される車両は、トラックやダンプ、バン、軽トラックなどの商用車がほとんどです。
そのため、乗用車に比べると使用頻度が高く、安全性や性能を保つため、オイルや部品などのチェックを定期的におこなう必要があります。

車検期間ってどれくらい?

5ナンバーや3ナンバーと言われる車の車検は、新車登録後3年、以降2年毎となっているのに対し、4ナンバーの車検は、新車登録後2年。翌年以降は1年毎となります。
車検の有効期限を比較すると、4ナンバーの車両の方が車検期間が短く設定されています。

車検期間が違う理由

1年車検の車は4ナンバーに限ったことではありません。
家庭で使用される乗用車よりも商用車のような長距離を移動する可能性の高い車が、1年毎の車検を受けることが必須とされています。

車検費用の内訳

4ナンバーは、他ナンバーの自家用乗用車に比べると、車検にかかる費用が安く抑えることができます。

車検費用の内訳

・法定費用(重量税・自賠責保険・検査印紙)
・車検基本料金
・整備料金・部品代

これらを合計した金額が車検費用となり、車検基本料は均一ですが、整備料金・部品代は車検を受ける場所によって金額が異なります。

4ナンバー取得で自動車税が安くなる?                                                       

自動車税はクルマの用途による分類や総排気量によって税額が決められています。
自家用車では軽自動車の1万800円がもっとも安く、6リッター超の11万1000円が最高額となっており、一定年数が経過した車にはおおむね15%が課せられます。
自家用乗用車は排気量によって自動車税が決められていますが、貨物車では積載量によって税額が決められます。

自家用車ではなく貨物車として登録

軽自動車の乗用車の場合、自動車税は排気量などに関わらず、自動車税は一律で1万8000円となっていますが、貨物用として4ナンバーにすると、自動車税は半額の5000円となります。
自動車税は1年に1回の支払いとなるため、毎年5800円節約することができますね。

積載量で税額が決定

普通乗用車では排気量によって自動車税が変動しますが、4ナンバーの場合、排気量ではなく積載量で計算されます。
例えば、家庭用乗用車の場合総排気量が1リットル以下であれば自動車税は2万9500円ですが、そこから500cc増えるごとに自動車税も5000円ずつ増額していくのが特徴です。
一方、4ナンバーの自動車税となると排気量に関係なく、最大積載量が1t以下であれば8000円、それ以降1t増えるごとに1万1500円、1万6000円と上がっていきます。
積載量から考えると、4ナンバーに該当する小型トラックは大体8000円、高くても1万1500円程度で済むことが多いでしょう。

軽貨物車両の重量税

軽自動車は一律で1年あたり3300円となっており、通自動車は総重量で金額が変動する仕組みで、0.5t重くなるごとに4100円の重量税がかかります。
しかし、4ナンバーの場合、積載量が1tを超えると、軽自動車であっても重量税が上がってしまうので注意しましょう。

4ナンバーのデメリットとは?                            

さて、4ナンバーについてお話しして参りましたが、
改めてメリットをおさらいしていきましょう!
そして、メリットだけではなくデメリットについても理解を深めていきたいと思います。

4ナンバーのメリット

維持費が3万~6万円程安くなる。
⇒5ナンバーの場合、2年に1回車検時期があります。同条件の4ナンバーでは自動車税が4万円~7万円程安くなり、重量税が1万円程度安くなる。

車検の回数が1年毎なので不具合が起きにくい
⇒ 商用車の4ナンバーは、貨物車両・走行距離を考慮し1年に1回車検時期が訪れます。しっかりと点検することで、車の状態を維持することができます。

4ナンバーの商用車は頑丈で長持ち
⇒構造変更しなくとも、4ナンバーとして登録できる車は、製造段階から重い荷物の輸送が目的として造られているので、足回りが頑丈に作られている事がほとんどで車両自体の寿命が長い。

車両が頑丈なのでリセールが高い
家庭用乗用車と比較すると、意外にも4ナンバーの商用車の方がリセールバリューが高くなる事があります。
そのため、低年式・過走行になった商用バンは、輸出業者に直接売れば思いもよらない金額で売れる事も。

4ナンバーのデメリット

1年に1回、車検に出さなければいけない
⇒不具合の観点から言えば、こまめに点検することは良いことですが、毎年車検に出すのがめんどくさいと感じてしまうかもしれません。また、1日車検ではない場合は、預けてる間に稼働できなくなってしまうリスクも。

自賠責保険が割高
⇒自賠責保険とは、交通事故を起こしてしまった際の被害者救済措置。
家庭用乗用車の保険料が2年間で2万円弱なのに対し、4ナンバー車は1年間の保険料が1万4280円となり、1年毎に更新し2年間の総額は2万5680円に。
ですが、小型貨物自動車は荷物をたくさん積むことで重量が重くなることや、年間の走行距離が多くなることを想定されていますので、割高になるのも納得。

ま と め

今回は、軽貨物配送を行うにあたって、無くてはならない必需品。4ナンバーの商用車についてお話させていただきました。
最後に1つ、豆知識として。
5ナンバーに分類されるハイエースですが、ワゴン後部の座席を取り払って、4ナンバー登録することも可能だそうです。
ですが、元々バンよりもワゴンの方が買取相場が安い上に構造に手を加え変更してしまうことによって、さらに値段が下がってしまいます。
もしハイエースを4ナンバー登録する予定をお持ちなら、当初からバンを買う事を強くおすすめします!
では、次回のブログもお楽しみに!

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