竹内社長のブログをご覧のみなさまこんにちは!
アシスタントのhirokoです^^
8月も残すところあと1週間余り..。
夏の思い出はできましたか?わたしは、今年1度も海やプールに行くことなく終わりを迎えそうです(笑)
今年の夏は蒸す日が多く、遊びも仕事もまとわりつく熱気に辟易してしまいましたね。
SNSの投稿には、涼しそうに水と戯れている友人たち。
お盆旅行以外は、そんな悔しい思いをしながら、室内にて淡々と仕事をこなした夏でしたTT
駆け込みで夏を満喫する方は、全力で楽しんできてくださいね!
さて、今回は、軽貨物事業を行う上でかかせないものと言えば、そう。経費です。
軽貨物..経費..と、真っ先に思い浮かぶのはガソリンだと思います。
では、その他に一体どんなものが、支出があって、その内の何が経費となるのか。
来年の確定申告に向けて学んでいきましょう!
確定申告って必要?
確定申告って必要?
軽貨物ドライバーとして仕事を開始する際、収入以外に経費がどのくらい必要なのかを把握することが重要。
というのも、軽貨物ドライバーの収入は、売り上げから経費を差し引いたものになるため、経費を抑えることと収入アップは切っても切り離せないのです。
経費を削減するのも大事ですが、思わぬものが経費として計上でき、節税効果を生み出すこともあるので難しいところ。
それでは、軽貨物ドライバーの1ヶ月間における経費の内訳と経費削減のポイントを解説していきましょう!
今後、軽貨物ドライバーとして事業を開始したい方は、是非参考にしてみてくださいね。
軽貨物ドライバーは”個人事業主”
軽貨物ドライバーの業務は、基本的に個人事業主の扱いになります。
サラリーマンのように、年金や保険、各種税金が給料から既に引かれた金額が銀行に入れてもらえるというシステムではありません。
自分自身で売り上げや経費などを集計し、申告した金額によって税金がかかってくる。という仕組みになります。
日々の業務で切った領収書やレシートは、きちんと保管しておかなければなりません。
確定申告が必要なのは..
年間所得が38万円を超える場合、確定申告を行わなければなりません。
年間の所得は、売り上げから業務に関わる必要経費を差し引いたものに税金がかかります。
申告には「白色申告」と「青色申告」の2種類があり、経費の範囲も変わりますので注意が必要です。
「白色」「青色」申告の違いとは?
白色申告は、売り上げや経費といったお金の記録の仕方も簡単な上、申請期間が定められていません。管理も非常に楽なのが白色申告の特徴。
青色申告は、申告を行う年の1月1日から12月31日までの売り上げを記録し、年度内の3月15日までに申告を行わなければなりません。
白色申告に比べ、記入する項目は増えますが、業務上必要な経費にできる範囲も広く、節税効果をきたいすることができるため、青色申告のほうが得をする場合もあるでしょう。
年間所得が少ない場合には、青色申告の恩恵が少ないため、白色申告の方が良い場合もありますが、本業として生活を成り立たせていくだけの収入となると青色申告の方がオススメです。
確定申告の勘定科目
確定申告の勘定科目
貨物ドライバーは個人事業主なので、経費を踏まえて確定申告していく必要があります。
確定申告する場合、生活を維持できるだけの収入を得ていれば、青色申告をする方が多いでしょう。
青色申告時に必要経費ということにならなくても、収入から引かれるお金として頭の中で考えておくようにした方が良いお金もあります。
次に軽貨物ドライバーの経費事情についてご紹介していきましょう。
個人事業主として認められている経費
青色申告で確定申告を行う際、経費として計上できる勘定科目の簡単な説明と具体例についてご紹介します。
なお、事業内容や経費の使用内容によっては勘定科目が異なる場合がありますので、最終的に経費として計上できるかどうかは、税理士など専門家の方にご相談いただくことをオススメします。
地代家賃
賃貸で事務所や営業所を構えている場合に発生する家賃代のこと。
今、住んでいるご自宅が賃貸物件で事業と併用している場合は、家賃の中から家事按分して経費として計上することが可能です。
また、事業で使用する車の月極駐車場代も地代家賃として計上することも可能。
※コインパーキングの使用は、目的別に「旅費交通費」や「交際費」といったように勘定科目を使い分けることができます。
水光熱費
仕事をする上でかかる電気代や水道代、ガス代も経費にすることができます。
自宅を事務所や営業所として使用している場合、こちらも家賃と同様、家事按分して計算が必要です。
軽貨物運送事業での例でいうと、営業所や事務所の電気代や水道代が該当します。
※ガス代は事業によっては仕事に必要のないことが多く、経費として認められないケースがあるため注意が必要です。
広告宣伝費
広告宣伝費は、一般的には自社商品やサービスなどの広告運用費や求人掲載費などが該当します。
軽貨物運送事業での例でいうと、ドライバーを募集するために求人誌やネット求人などで広告をだした際に発生する広告掲載費などがあります。
通信費
仕事で使用するネット回線や携帯電話の利用に伴う通信費が該当します。
軽貨物運送事業での例でいうと、仕事で使用する携帯電話やポケットwifiの料金、事務所で使用しているネット回線の使用料などが該当します。こちらもプライベートと併用している場合は、家事按分して計算する必要があります。
旅費交通費
業務上の移動や出張に関わる費用が該当し、これらを経費にすることが可能です。
交通費だけではなく、出張時の宿泊費なども含まれます。
軽貨物運送事業での例でいうと、取引先への訪問時にかかった交通費などが該当します。
消耗品
仕事で使う文房具などがこの消耗品費に該当します。
消耗品の代表的なものとしては、ボールペンやホッチキス、プリンターのトナーやコピー用紙といった仕事で使用する事務用品があげられます。
軽貨物運送事業での例でいうと、仕事で使用する道具や車載グッズや事務用品などの費用も消耗品費として計上するケースが多いでしょう。
車両費
車両費とは、車を維持(管理)するために必要な経費。
事業で使用する車に関係するものが車両費で計上できます。
ガソリン代は、車の使用頻度によって車両費の他に「旅費交通費」、「消耗品費」という勘定科目に仕訳することも可能です。
切っても切り離せない車両に関わる経費
切っても切り離せない車両に関わる経費
軽貨物ドライバーにおいて最も重要な「車両費」の具体的な経費について説明していきたいと思います。
給油をした際などの領収書やレシートは残しておくようにしなければなりません。
1年以上項目別に分けて保存しておくことも必要になってきますので、すぐに捨てないように注意が必要です。
確定申告時には必要経費として計上できなくても、頭の中で経費として計算していく方がよいお金もあるので確認していきましょう。
車両リース代
軽貨物をリースで所有している場合、毎月の利用料が必要です。
リース代はリース契約会社によって費用が異なるので、事前調査や説明はしっかり聞いておきましょう。
リース代は「20,000円〜50,000円」が相場となっているよう。
経費計上できる項目ですが、リース代が高過ぎてしまうと、その分、得られる収入が減少してしまいます。
駐車場代
駐車場代は、軽貨物車を自宅の駐車場に停める際や、配達時の一時的な利用で費用負担があります。
駐車場代も「都心部」と「地方部」で毎月の利用料金が異なります。
平均的な費用は「3,000円〜8,000円」。
自宅が一軒家の場合、駐車場代は必要ありませんが、もしマンション住まいの方はマンションの駐車場を利用するのではなく、近くの安い駐車場を借りるのも経費削減方法のひとつ。
燃料費
軽貨物ドライバーは車を主に利用するため、ガソリン代は必須。
ガソリン代は、走行距離やガソリン価格によって価格が変動します。
具体的な費用として、走行距離に応じて「20,000円~60,000円」ほどかかってきます。
ガソリン代を少しでも削減するために、各ガソリンスタンドが提供するクレジットカードを利用し、1Lあたりの給油量を増やせる努力をしていくのがいいでしょう。
他にも、エコモード走行やエアコンをなるべく使用しないなどの工夫もオススメ。
車両維持費
タイヤの交換やオイルの交換、点検などの日々のメンテナンスにかかる費用も経費として考えていきましょう。
オイル交換の費用は、およそ「4,000~5,000円」。
軽貨物自動車のオイル交換の目安は走行距離3,000km~5,000kmになります。
宅配ドライバーであれば2ヵ月に一度のオイル交換で構いませんが、主にチャーター便を中心にしているドライバーは1ヶ月ごとにオイル交換を行うようにしましょう。
自動車におけるオイルの役割とは、エンジンの冷却効果、洗浄効果、防錆効果などエンジンを正常に動かすための潤滑油としての役割を担っています。
保険料
自動車保険料も最も重要となる軽貨物ドライバーの経費項目のひとつ。
万が一の際に、自分の身若しくは、事故による被害者を守るものです。
自動車保険料も保険会社によって費用が異なりますが「5,000円〜10,000円」ほどです。
なるべく費用を抑えたい方はネット保険、万が一の補償面を手厚くしたい方は大手保険会社、と言ったようにご自身の希望に合った保険選びをしましょう。
ま と め
さて、今回のブログはいかがだったでしょうか。
フリーランス軽貨物ドライバーが一ヶ月にかかる経費は75,000円~100,000円になりますが、今年に入ってガソリン価格は高騰し続けているので、チャーター便を主にしているドライバーの方にはさらに経費の負担が大きくなっています。
軽貨物ドライバーとして得られた収入を最大化するためにも、毎月の経費を削減できるよう見直しが必要なときもあるでしょう。
また、軽貨物ドライバーの経費の中でも「経費計上できる項目」と「経費計上できない項目」の2つがあります。
経費計上できる内容を把握し、節税や経費削減にも努めていきましょう。
では、次回のブログもお楽しみに!
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