竹内社長のブログをご覧の皆様こんにちわ^^
アシスタントのhirokoです!
さて、軽トラックなどの小型貨物自動車、あるいは軽四輪貨物車に付けられる4ナンバーですが、4ナンバーの車は自家用車として多く見る3ナンバーや5ナンバーの車と自動車保険や税金などの面で違いはあるのかご存知でしょうか?
4ナンバーを使って軽貨物ドライバーとした働く際には、「自賠責保険」の加入が義務付けられています。
更に、強制ではないですが「任意保険」に入ることが推奨されています。
万が一の際に自賠責保険とプラスして保障されるので加入しておいた方が良いでしょう。
今回は、そんな任意保険についてお話していきたいと思います!
それでは皆様、最後までお付き合いくださいませ!
4ナンバーとは?
4車とは、自動車のナンバープレートの地名の横に記されている3桁や2桁の分類番号が4から始まる車のことを指します。分類番号は、車の用途や大きさなどによって分けられており、4ナンバーは小型貨物自動車(登録車)あるいは貨物自動車(軽自動車)にあたります。
4ナンバーの分類基準
4ナンバーに分類される車は以下の条件を満たす必要があります。
貨物車であっても条件を満たさない場合は1ナンバー(普通貨物自動車)に分類されます。
- 車両が「長さ4.70m、幅1.70m、高さ2.00m、排気量2,000cc」以下(ディーゼル車の場合は排気量の制限なし)
- 荷物を載せるスペースの床面積が1m2以上あること(軽自動車の場合は0.6㎡以上)
- 座席部分より荷物を載せるスペースが広いこと
- 乗車定員の重量が荷物の積載可能重量よりも軽いこと(乗員一人55kgとして計算)
- 荷物の積卸口は縦横80cm以上あること(軽自動車の場合は縦60cm以上、横80cm以上)
- 荷物を載せるスペースと人が乗る席の間に壁や保護仕切りがあること(最大積載量500kg以下の場合は後部座席での仕切りでもよい)
軽貨物ドライバーが加入すべき保険の種類
軽貨物ドライバーが加入する保険には、3つの保険があります。
それぞれについてご紹介していきたいと思います。
自賠責保険
車を運転するのであれば必ず加入する必要がある自賠責保険。
4ナンバーのうちの小型貨物自動車では、3ナンバーや5ナンバーの車と比べ保険料が高くなります。
また、車検有効期間が新車登録時が2年間、以後は1年間ごと(軽自動車の場合は2年ごと)なので、車検有効期間分の自賠責保険に加入すると考えると、長期契約による割引が効かずにさらに割高となります。
任意保険
契約者や契約内容によって保険料が異なるので、一概にいくらとはいえませんが3ナンバー車や5ナンバー車と明確に異なる点が。
それは、型式別料率クラスがないことです。
型式別料率クラスにより、自家用普通乗用車や自家用小型乗用車、自家用軽四輪乗用車は車の型式ごとに保険料が異なりますが、4ナンバーである自家用小型貨物車、自家用軽四輪貨物車には型式別料率クラスがなく、型式による保険料の違いはありません。
運送業者貨物賠償責任保険
顧客から預かった荷物が破損した際、その弁済にかかった費用を補償する保険。
運送業者は、顧客から預かった荷物に損害があった場合、原則として弁償しなければなりません。
仮に運送業者に過失がなかったとしても、運送業者は損害分を弁償する必要があります。
任意でも保険に入っておくべきなのか
多くのドライバーの方々は、強制加入の自賠責保険のほかに任意保険にも加入しています。
それは、自賠責保険の補償だけでは十分でないから。
軽貨物ドライバーは、一般のドライバーと比べて長時間、長距離の運転になるため、事故の大小関わらず、何かしらの事故に遭う可能性が高くなります。
そのため、十分な補償を得る目的で任意保険に加入した方が良いでしょう。
では、コチラではそんな任意保険の特徴をお話ししていこうと思います。
補償内容の拡大
加入が義務付けられている自賠責保険は、万が一の際に補償を受けることは可能。
ですが、補償範囲が対人事故のみに限定されているため、車両の破損や物損の場合は自分で損害分を負担しなければなりません。
また、自賠責保険は補償範囲となっている金額も限定的なため、十分な補償を受けられない可能性があり、事故の内容によって補償範囲を上回る損害賠償額を請求されてしまい、自分で不足金額を支払わなければならないケースもあります。
そのため、4ナンバーの利用時は自賠責保険だけでなく、任意保険に加入して補償される範囲を拡大することをオススメしています。
年齢制限がない保険会社もある
自家用者の保険に入られたことがある方ならご存じのこととは思いますが、4ナンバー用の保険ではすべての保険に年齢制限がある訳ではないのです。
現在は、年齢条件が細分化されたものも出てきていますが、以前まで商用車・軽貨物車は、自動車保険の年齢条件が存在しませんでした。
今でもまだ商用車は、年齢条件が付けられない保険会社もあるので、自動車保険を検討する場合、使用者の年齢によって、年齢条件が付けられる会社を選ぶというのも保険料を節約する手でもあります。
特約による割引が少ない
4ナンバーの任意保険には特約による割引がないことが多いため、保険料の相場が通常よりも高い傾向にあります。
自家用車用の保険では、様々な料金の割引き設けられていますが、4ナンバーの場合は設けられていないことがあり、コストがかかってしまうことも。
4ナンバーの保険料は一般的な自動車の保険料と比較して、2〜3倍程度の価格相場が想定されます。
保険会社によって保険料は異なりますが、相場の目安として1万円以上を想定しておくといいでしょう。
軽貨物用の保険取り扱いが少ない
軽貨物用の保険は、保険料が抑えられる通販型自動車保険では基本的には取り扱われておらず、一部の大手自動車保険会社のみ対応しているため、選択肢が限られていることも特徴のひとつ。
保険料の安さが特徴の通販型自動車保険が任意保険を取り扱っていないことは、4ナンバー特有の保険料の相場の高さにも影響しています。
また、インターネット経由での契約ができないため、相談や契約の際には保険会社の実店舗へ出向く必要がります。
実際に外交員から直接、話を聞ける点はメリットと捉えられるかも知れませんね。
任意保険料はいくらかかる?
一般の車両保険との大きな違いは保険料です。
軽貨物車両の任意保険は、一般の車両と比べて保険料が高くなる傾向にあります。
任意保険料の相場
保険料の相場としては、10,000円~15,000円程度と考えるのが妥当でしょう。
1年間で12〜18万円程度の支払いが必要になると考えられるので、事前に必要な出費として計算しておくことがおすすめです。
普通車の保険同様、保険会社や保険の等級や年齢によって大きく差が出てくることがあるので、任意保険を契約する際には、まず各社で見積もりを行って具体的な相場を確認し、納得のいく料金を探すことがポイントです。
主な補償内容
対人賠償
事故を起こして相手にケガを負わせたり死亡させてしまった際に補償してくれる保険
対物賠償
事故で相手の車や家屋などに損害を与えてしまった場合に補償してくれる保険
車両保険
事故によって契約している自分の車に損害が出た場合に、補償を受けることができる保険
貨物保険
配達中の荷物が事故などにより破損してしまった際、損害賠償を補償してくれる保険
保険料を抑える方法
4ナンバーの任意保険料は高い!と言う印象が強いですが、契約方法次第で安く抑えられるケースがあります。
例えば以下のような契約方法を活用することで、安い保険料で契約できる可能性があります。
✓フリート契約 … 保有中の自動車の数が10台以上となる場合に契約可能な保険で、保険会社によって70%~80%の程度の割引が可能。
✓ミニフリート契約 … 保有中の自動車(自家用車含む)が2台以上の場合に契約ができ、台数に合わせて割引が適用される。2台なら30%、3〜5台なら40%、6台以上なら60%程度の割引が相場。
ま と め
今回は、4ナンバーについての任意保険について深堀りしていきましたがいかがだったでしょうか。
自賠責保険以外にも入った方が良いとは思うけど、保険料のことを考えると二の足を踏んでしましますよね。
ですが、日常の稼働では、対人だけではなく対物、荷物に対しても危険予測をしなければいけません。そんなときに金銭面で助けてくれるのが任意保険です。
内容や保険料も会社によってそれぞれなので、ぜひご自身にあった保険を選んでくださいね!
では、次回のブログもお楽しみに!
コメント